SaaSでいこう!なブログ

無償で試せる負荷テスト SaaS、CA BlazeMeter(通称:JMeter on クラウド)の使い方や技術Tipsなど

無償アカウントの制限

無償で試せるCA BlazeMeterですが、無償アカウントには一定の制限があります。

  • テスト実行は10回まで
  • テスト実行時間は最大20分まで
  • バーチャルユーザー(負荷掛けの多重度)は50まで
  • レポート保持期間は7日まで
  • 使えるロードジェネレータはシェアード(共有)のみ

無償利用は基本的に評価目的だと思うので、これら制限はあまり問題にはならないと思いますが、1つ目(テスト実行は10回まで)は、いろいろ試していくうちにうっかり枯渇してしまわないように、少し気をつけたほうが良いかもしれません。

この枯渇に関してですが、(そのうち詳しく触れようと思いますが)ロードジェネレーターで「Sandbox」を選んでおくと、この10回が消費されません。すてきですね!でもそのかわり、Sandboxは不特定多数のユーザにより共有されますので誰かが盛大に負荷掛けしていると影響を受けるかもしれない(結果が精緻とはいえない)のと、ロケーション(東京とか北米とか)も選べません。・・・が、まずは慣れるためなので問題なしでしょう。

最後の項目(使えるロードジェネレータはシェアードのみ)は何のことかというと、テスト実行回数の枯渇を伴う実行(つまりSandbox以外のリアルなロードジェネレータを選択)した場合でも、そのロードジェネレータは確かにそのロケーションのものですがインスタンスは共有になるという意味で、結果の精緻さにはやはり専用インスタンス(つまり有償版)の出番ということになります。

 

現在のテスト実行回数の残りを確認する方法

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CA BlazeMeterにサインインして画面右上の「▼」「Settings」、画面左メニューの「Billing」をクリックすると、上の画面が表示され、「Remaining Tests」のところに残数が出ます。拡大したのが下図です。ちなみに先述した無償アカウントの制限もここで確認できます。

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各プランの詳細

上の画面で「Upgrade」をクリック、次いで「Compare Plans」リンクをクリックすると、以下のようなプラン別の差異を確認できます。無償アカウントは「Free」です。

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